洋楽の”邦題”ってやりたい”放題”!?
Hello, Sody です!
前回の投稿で、Meghan Trainor[メーガン・トレイナー]を紹介したのですが、Meghan の代表曲、“All About That Bass”[オール・アバウト・ザット・ベース〜わたしのぽちゃティブ宣言!]の邦題が面白いなと思いました。
副題的な形で「わたしのぽちゃティブ宣言!」が付けられていますが、このような形で単に英単語をスペリングするのではなく、日本語で題名が付けられているものはないか、調べてみました!
実は、1980年代頃のまで、洋楽に対して邦題をつけるのは一般的でした。例えば、Carpenters[カーペンターズ]の代表曲は “(They Long to Be) Close to You” は「遥かな影」として日本ではリリースされています。題名の単なる日本語訳ではなく、歌詞の内容から判断して意訳したのでしょう。
その後は、こうした洋楽の邦題がやり過ぎなのではという声も上がる始め(海外アーティストが大きな勘違い邦題に不満を持ったという話もあったり)、単に英単語をカタカナ表記する風潮が主流となり、今に至っています。
しかし、調べてみると2010年代でも邦題が付けられている曲もあるようで、今回はそのような洋楽の邦題を3つ紹介しますね。
We Are Never Ever Getting Back Together – Taylor Swift
Taylor Swift[テイラー・スウィフト]の第4作目のアルバム Red[レッド]に収録されている、”We Are Never Ever Getting Back Together” の邦題は比較的聞き馴染みがあると思います。
「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」と訳されたタイトルは、基本は原題をそのまま日本語訳したと言っていいでしょう。”Never Ever” のところをあえて「絶対に絶対に」と重ねているところは、あくまで忠実に原題に沿ってという訳者の意図が感じられます。加えて個人的には、「ヨリ」という二文字がこの曲にインパクトを与えていると思います。
カントリー・ミュージックからキャリアをスタートしたTaylor の新たな一面、ポップ・ミュージックへの転身、が窺える一曲となっています。
Rude – MAGIC!
YouTube でビリオン(10億)再生を達成している、カナダ発の4人組バンド MAGIC![マジック!]の代表曲 “Rude” の邦題は「ルード それでも僕は結婚する!」となっています。
「それでも僕は結婚する!」は、本曲のサビ
Why you gotta be so rude?
Genius より(https://genius.com/Magic-rude-lyrics)
Don’t you know I’m human too?
Why you gotta be so rude?
I’m gonna marry her anyway
からきています。”anyway” が「それでも」ってことですね。
確かに、”Rude” だけでは何が「失礼」なのかがわかりませんが、副題的に邦題がついていることで歌詞の内容が分かりやすくなっていますね。
Roar – Katy Perry
歌姫 Katy Perry[ケイティ・ペリー]の大ヒット曲 “Roar” にも邦題が付けられていたってご存知ですか。こちらも副題的ではありますが、「ロアー~最強ガール宣言!」と付けられています。
Katy と言えば力強い曲調と面白い!MVというイメージがありますが、本作でも Katy がジャングルでターザンの格好で Roar(ほえる/うなる)様子が描かれています。まさにジャングル界の最強として、邦題の「最強ガール宣言!」は原題の “Roar” の意味をより強調しているように思えます。
鳴り響くビートと応援ソングのような曲ですので、元気を出したい時、勇気を持ちたい時に聴きたい一曲となっています!
実際に調べてみて、最近の洋楽で邦題が付いている曲はありましたが、
結論としては、昔と比べて圧倒的に邦題は付けられなくなったということですね。
冒頭でもお伝えしましたが、あったとしても副題的であり、基本はタイトルの和訳か歌詞からの意訳となっています。
一方で、映画での劇中歌等は邦題がつけられていることが多いそうです。Disney 作品とかはいい例ではないでしょうか(それでも副題としてですが)。
それでも、2010年代に邦題が付いた洋楽もありますし、今後発売され輸入される洋楽がどのような邦題が付けられるかはまた別の意味で面白そうですね。
次週もお楽しみに!!
See you…